Windowsトラブルを解決

パソコンが重い!遅い!動かない!大きな原因のひとつ、Windows Updateのトラブルに対処する(Windows 10編)

突然パソコンの調子が悪くなってしまった、という場合、まず最初に確認したいのは、Windows Updateが実行中ではないか?という点です。

要らぬトラブルを避けるため、Windows 8.1までは、Windows Updateが自動で行われないように設定変更が可能でしたが、Windows 10の中でも一般向けの”home” および”Pro”エディションの場合、Windows Updateから免れることはできません。(Pro版であれば延期させることは可能ですが。)

Windowsアップデートの失敗はシステムに不具合をもたらします。パソコンは一般的な家電とは違う、ということを念頭に置いて、注意を払う必要がありそうです。

今回はパソコンの不具合の大きな原因となっているWindowsアップデートのリスクと、不具合解決の対処法についてまとめてみます。

何でWindowsアップデートで不具合が起きやすいの?

パソコンが稼働中でインターネットに接続されていれば、Windows Updateが”ウラで”更新作業を行うことがあります。システムのエラーを修正したり、セキュリティの問題に対応する修正を、ユーザーが気づかないうちに、自動的にチェックして、ダウンロードして、インストール作業が行われます。

基本的には月に一度、第二水曜日にまとめて行われるので大規模の修正となることも多いわけです。

大量の更新プログラムをダウンロードしている最中には、当然システムには大きな負荷がかかります。
このとき、表でユーザーが行っている作業は、”重い/遅い”と感じてしまうことでしょう。

さらに、更新プログラムのダウンロードが終わり、準備が完了したら、あとは再起動中にシステム更新作業が行われます。

仕事を終えて、家路につく時に、システム更新作業が行われている最中に、いきなり電源を強制的に切ってしまったりすると、面倒なことになってしまう可能性が高くなります。

翌朝、出社後に再び電源を投入したあと、とてもとても起動に時間がかかってしまうかもしれません。ユーザーには見えませんが、せっせと、不具合のチェックを行ったり、システムをいったん元に戻す作業が行われたりしているのです。

ここで、またまたイライラして再び電源を切ってしまうと、地道にシステムを自動修復しようとしている作業が強制中断されることになり、最悪は起動すらできなくなってしまう事故につながる危険度がさらに高まります。

無事に起動できたとしても、運悪く、電源を強制的に切ってしまったのが、更新プログラムのインストール作業の最中だったりした場合、システムの一部がすでに新しいものに書き換えられてしまって、もはや再起動時には戻せない場合も出てきます。

このようにしてシステムの整合性が大きく崩れてしまうと、「0x8007054f」などの忌々しいエラーコードが表示されるような深刻な状態になってしまい、システムの復旧、回復、ひどい時には再インストールが必要となる状態に陥ってしまいます。

Windowsアップデート作業中は、生き物が”脱皮”をしているのと同じ状態、と考えると、分かりやすいのかもしれません。

この”脱皮”作業中こそが、一番不具合が起きやすい時、といってもいいのではないでしょうか。

ホントならWindows 10は高速に起動するハズなのに

Windows 10は標準で「高速スタートアップ」が有効となっていて、素早く起動できるようになっています。

しかし、システムに不具合がある場合、状況を診断し、不具合の修正を試みて(大概は失敗)、一連の動作をレポートとしてまとめます。ユーザーには知らされることはありません。PCの初期設定時におすすめのままで設定すると、これらの情報はマイクロソフト社に送信されるようになっています。

そんなこんなで、起動に数分もかかってしまうことになってしまいます。

もしも、Windowsアップデートがうまくいっていないことが原因で、システムの整合性が崩れてしまい、このような不具合が生じてしまっているならば、次の手順が有効となる場合もあります。

Windowsアップデートが原因となる場合のトラブルシューティング

まずは、以前のバージョンのWindowsから搭載されているトラブルシューティング ツールを使ってみる方法です。

スタートメニュー(=Wiondowsロゴ)上で右クリック。

「トラブルシューティング」を試みる

デスクトップ画面の左下の検索窓で「トラブルシューティング」と入力していきます。入力途中でも「トラブルシューティング」というシステム設定が出てきたらクリック。

「トラブルシューティング」画面が現れたら「Windows Update」をクリック。

「トラブルシューティングツールの実行」をクリックして作業を開始。

あとは自動的に作業が行われます。チェック完了後、エラーが特定できれば下記のような問題について表示が行われます。

「→この修正を適用します」をクリック。

修正の完了

修正が適用され、次のように「トラブルシューティングが完了しました」という表示が出たら修正作業は完了です。

この事例では、運良くうまいこと修復することができました。

Windowsアップデートに関わる問題が解決でき、システムの整合性が取れたことで快適につかえるように修復できました。

軽度な不具合の場合には、このようにトラブルシューティング ツールで修復が有効となる場合もあります。

ところが、上の画面で、赤い☓マークとなってしまった場合、さらには「0x8007054f」などのエラーコードが表示されるようなトラブルとなってしまった場合、事態は深刻です。

まずは「システムの復元」から試みてみるといいでしょう。

パソコンの動作が不安定。そんな時には「システムの復元」を

それでもダメな時は、次の記事を参考になさってみてください。

【特集】Windowsのトラブルに備える!バックアップと復旧方法のまとめ

さらに、システム更新作業中に強制的に電源を切ってしまったなどで、パソコンが正常に起動できなくなってしまった場合、次の記事がお役に立てるかも知れません。

Windows Updateの失敗?「ブートマネージャーの損傷」でパソコンが正常起動しないトラブル対応

今回はシステムの損傷が起きやすい「Windowsアップデートがうまくいかない」ことが原因となるトラブルについてまとめてみました。

とは言え、パソコンのトラブルの原因は他にもたくさんあります。

原因を知るヒントは、システムログを参照することで浮き彫りになります。

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パソコンが動かない、というトラブルでお預かりさせていただいた場合、まずはシステムログを拝見することになるのですが、不具合の原因の多くは、いきなり電源を切ってしまったと思われるものが多いように感じます。

パソコンは一般的な家電とは違って、使い方を誤ると不具合を発生してしまう繊細なものです。

優しく取り扱っていただければと、願う次第です。

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