バッテリー内蔵型のThinkPadユーザーにはクリップが必需品。フリーズしたり起動不能の場合の「緊急用リセットホール」

週末を過ごす信州の家のThinkPad X1 Carbonの1台がスリープから復帰できないことがあります。

画像左側のThinkPad X1 Carbon 2018なのですが、液晶画面を開けてしばらくすると顔認証でデスクトップ画面が現れるはずなのですが起動せず。

電源ボタンはインジケーターがゆっくりと点滅しているのですが、押しても反応しない。

電源ボタン長押しで強制終了を試みてみても反応なし。

こんな時には従来のノートパソコンであれば、電源コードを外して、バッテリーをいったん外して、しばらく待ってから改めてバッテリーを取り付けることで治ることが多いものです。

ところが最近のノートPCの多くはバッテリーが内蔵されており、裏蓋を外すなどをしないと簡単には取り外すことができません。

バッテリが本体に組み込まれている(内蔵)型のThinkPadには「緊急用リセットホール」があります。

本体をひっくり返してみると、小さい穴が。

ACアダプタを取り外して、細い針状のもの(ゼムクリップを伸ばしたものなど)の先端を、緊急用リセットホールに差し込むことで強制的にリセットを行うことができます。

システムが起動中にこれを行うと、PCは強制的に再起動されることになります。保存されていなかったデータは消えてしまうので注意が必要です。

今回のケースのように、電源ボタンを押してもスリープから復帰できない、そもそも電源が入らない、という症状の場合は、いったん電源アダプターを外した状態で、緊急用リセットホールを数秒押した後に、あらためて、電源アダプタを接続することでリセットが行われることでしょう。

バッテリー内蔵型ThinkPadユーザーにとって、クリップは必需品かもしれません。

スマートフォンのSIMやSDカードの抜き差しにもつかえますし。

ペンケースに一つ入れておくといいですね。

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