Windows 7 延長サポートが2020年1月14日で終了。サポート期間が切れたPCは、何がどのように危険なのでしょうか?

Windows XPは、すでに、2014年4月9日にサポート終了となっています。

Windows Vistaも、すでに2017年4月11日に延長サポート期間までもが終了しています。

Window 7は、延長サポート期間に入っており、2020年1月14日には全てのサポートが終了となります。

マイクロソフト社による「サポートが終了」するということはどういうことなのか、どのように影響があるのかについて、改めてまとめておきます。

Windowsのサポートには期限があります

マイクロソフト社によるWindowsの「無償サポート」は、バージョンごとに期限が定められています。

また、無償サポートは、次のように大きく2つに分かれ、インターネット経由で更新プログラムが”Windows Update”という形で配信されます。

  • メインストリーム サポート(システム更新、セキュリティ更新が配信される)
  • 延長サポート(基本的に5年間、セキュリティ更新のみが配信される)

「サポート期間」が切れると何が危険?

Windows XPそしてVistaは、延長サポートまでもが終了してしまっています。こうなるとパソコンは、セキュリティの脅威にさらされてしまうことになります。

具体的には大きく2つのリスクが生じます。

1、メールが危険

スパムメールなど、着信メールの中に、悪意のあるウィルスなどの不正プログラムが添付されている場合に、添付ファイルを誤って開いてしまった場合、あるいは、文中に記載されているアドレスをクリックすることで不正プログラムが実行されてしまった場合、ウィルスに感染するなどのセキュリティの問題が生じます。

2、ホームページ閲覧が危険

Webブラウザー自体も最新版に更新されなくなると悪意のあるページを訪問し、何かをクリックすることで、不正プログラムが実行されてしまうことで、ウィルスに感染するなどのセキュリティの問題が生じます。

また、いつのまにか気づかないうちに感染してしまい、クレジットカード情報やパスワードを盗み取られるリスクも生じます。

さらに、自分が気づかない間に、サイバー攻撃の踏み台にされてしまうリスクもあります。
知らぬ間に犯罪の片棒を担いだ事にされてしまうことで、捜査の対応などかなり面倒なことになるでしょう。

サポートが切れたパソコンはどうしたらいい?

1、ネットにつながずに使用する

DVD閲覧、文書作成/文字入力、印刷など、インターネットにつながずに利用せざるを得ません。
接続範囲をローカルネットワーク(LAN)に留めるようにできれば、LAN内限定のサーバーとしても利用できるかもしれませんが、用途はかなり限定されてしまいます。

#産業、医療、科学の機器の事例で、OSが組み込み制御基盤として使われている分野では、現在でもXPが稼働している所があります。古いスーパーのレジでもXPが使われていましたが、最近は見かけなくなりました。

あと、USBメモリー経由でウィルス感染する可能性も無くはないので、使用を制限する必要も出てきます。

2、Windows 10にアップグレードする

例えば、すでにサポートが完全に切れてしまっているWindows Vistaから最新のWindows 10へは、新たにOSを購入することでアップグレードすることになり、その費用は約15,000円程かかります。

Windows 7/8については、よく分かりませんがまだチャンスはあるようです。

アップグレードはできたとしても、パソコン自体も古いものとなっており、快適には動作するかどうかは不安が残ることになるでしょう。

3、パソコンの買い替え/買い足し

Windows 7世代のパソコンであれば、大抵Windows 10を動かすことは可能であると思われます。

ところが動作はしても、かなりもっさりとした動きとなり、実用には難しいかもしれません。

費用対効果を考慮すると、新しい機種を調達した方がいい場合が多そうです。

古い機種はサーバーにする、Linuxを入れて稼働させるなど、使い道があれば、「買い足し」となるわけですが、いずれにしても新しいPCを調達することは避けられないと思います。

Windows 10で快適に業務を行うためのパソコンのスペックの目安についてまとめてみました。下記の記事も併せてご覧ください。

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