Windowsセキュリティ

Windowsのサポート期間が切れたPCは、何がどのように危険なのでしょうか?

Windows XPは、すでに、2014年4月9日にサポート終了となっています。

Windows Vistaも、すでに2017年4月11日に延長サポート期間までもが終了しています。

Window 7は、延長サポート期間に入っており、2020年1月14日に全てのサポートが終了となります。

マイクロソフト社による「サポートが終了」するということはどういうことなのか、どのように影響があるかについて、まとめておきます。

Windowsのサポートには期限があります

マイクロソフト社によるWindowsの「無償サポート」は、バージョンごとに期限が定められています。

バージョン 提供開始 メインストリーム
サポート終了
延長サポート終了
Windows Vista 2009年5月26日 2012年4月10日 2017年4月11日
Windows 7 2011年2月22日 2015年1月13日 2020年1月14日
Windows 8.1 2013年10月18日 2018年1月9日 2023年1月10日
Windows 10 2015年7月29日 2020年10月13日 2025年10月14日

また、無償サポートは、次のように大きく2つに分かれ、インターネット経由で更新プログラムが”Windows Update”という形で配信されます。

  • メインストリーム サポート(システム更新、セキュリティ更新が配信される)
  • 延長サポート(基本的に5年間、セキュリティ更新のみが配信される)

「サポート期間」が切れると何が危険?

Windows XPそしてVistaは、延長サポートまでもが終了してしまっています。こうなるとパソコンは、セキュリティの脅威にさらされてしまうことになります。

具体的には大きく2つのリスクが生じます。

1、メールが危険

スパムメールなど、着信メールの中に、悪意のあるウィルスなどの不正プログラムが添付されている場合に、添付ファイルを誤って開いてしまった場合、あるいは、文中に記載されているアドレスをクリックすることで不正プログラムが実行されてしまった場合、ウィルスに感染するなどのセキュリティの問題が生じます。

2、ホームページ閲覧が危険

Webブラウザー自体も最新版に更新されなくなると悪意のあるページを訪問し、何かをクリックすることで、不正プログラムが実行されてしまうことで、ウィルスに感染するなどのセキュリティの問題が生じます。

また、いつのまにか気づかないうちに感染してしまい、クレジットカード情報やパスワードを盗み取られるリスクも生じますし、知らない間に、サイバー攻撃の踏み台にされてしまうリスクも発生します。

サポートが切れたパソコンはどうしたらいい?

1、ネットにつながずに使用する

DVD閲覧、文書作成/文字入力、印刷など、インターネットにつながずに利用せざるを得ません。
接続範囲をローカルネットワーク(LAN)に留めるようにできれば、LAN内限定のサーバーとしても利用できるかもしれませんが、用途はかなり限定されてしまいます。

2、Windowsをアップグレードする

例えば、すでにサポートが完全に切れてしまっているWindows Vistaから最新のWindows 10へは、新たにOSを購入することでアップグレードすることになり、その費用は約15,000円程かかります。

アップグレードはできたとしても、パソコン自体も古いものとなっており、快適には動作するかどうかは不安が残ることになるでしょう。

メモリーを増設したり、ストレージをSSDに換えることで改善される場合もあります。

3、パソコンの買い替え/買い足し

Windows 7世代のパソコンであれば、低スペックの機種でも大抵Windows 10を使うことは可能であると思われます。

ところがWindows Vista世代の機種となると、動作はしますが、かなりもっさりとした動きとなり、実用には難しい、という印象です。

費用対効果を考慮すると、新しい機種を調達した方がいい場合が多そうです。

古い機種はサーバーにする、Linuxを入れて稼働させるなど、使い道があります。その意味では「買い足し」となる場合もあるでしょう。

Windows 10を仕事で使うなら、”Home版”以外を

Windows 10には、Home版、Pro版、Enterprise版、そしてEducationの4つのエディションがあります。

一方で、システムの更新については次の3つの方式(モデル)があります。

  • 最新リリースを自動的(強制的?)に適用する:最新化モデル「CB」=「半期チャネル(ターゲット指定)」
  • CBから4カ月遅れて“安定版”を適用する:企業向け最新化モデル「CBB」=「半期チャネル」
  • アップグレードを適用させない:固定化モデル「LTSB

「機能の更新を延期する」ことが可能なPro/Enterprise版

Pro版/Enterprise版であれば、「CB」=「半期チャネル(ターゲット指定)」と「CBB」=「半期チャネル」との切り替えが簡単に行えます。

#残念ながらHome版では切り替えは行えません。

「設定」の「更新とセキュリティ」を開きます。(下の画像です。)

この中の「詳細オプション」をクリック。

ここで「更新プログラムをいつインストールするかを選択する」で、「半期チャネル」を選択します。

また、機能更新プログラムは最大で365日、品質更新プログラムの更新は最大で30日延期できます。

さらには、「更新の一時停止」を”オン”にすることで、最大35日間、更新プログラムのインストールを一時的に停止できます。

以上により、不具合が潜む場合がある、最新の更新プログラムが、自動的にインストールされることを回避できることになります。

現在、私が使っているPCは全てこのように設定をしており、使い始めて以降、一度もトラブルは起きていません。

#Windows 10 Pro版のバージョン1703では、項目の表記が異なり、次のようになっています。

業務で使うならPro版/Enterprise版を!」ぜひ、おススメしたいです。

より詳しくは、次の記事をご参照ください。

関連記事