わざわざパソコンを使わなくても、スマートフォンやタブレットのアプリで、多くのことができるようになっています。
Chrome OS/Chromium OSで出来ないことは、たくさんありますが、スマホ/タブレットが補ってくれます。
今回は「スキャン」、そして「文字認識」(OCR)についてみていきたいと思います。
スマホでスキャン、PDFファイル化
iPhone/Android共に紙の文書をスキャンできる便利なアプリがいくつもあります。
「CamScanner」もその一つです。
文書をスマホのカメラを用いて撮影。
台形の補正をして、影ができてしまっている部分も自動的に修正してくれます。
「OCR」ボタンをタップすれば文字認識もしてくれますが、今回はGoogleで行いますので「✔」をタップして完了。
「PDFファイル」をタップします。
「ファイルに保存」で、Googleドライブに保存することができます。
Googleドライブ上で文字認識~Chromebookで編集可能に
Googleドライブのホームページにアクセスします。
スマホで撮影~スキャンしてPDF形式で保存したファイル上で右クリック。
「アプリで開く >」>「Google ドキュメント」を選びます。
Google ドキュメント上でPDFファイルが開いて、文字のみが抽出されて、編集可能となります。
改行位置が元の文書に忠実になっているため、修正は必要ですが、認識率はかなり高いです。
例えば、本をコピーしたときに斜めになってしまった紙の文書でも大丈夫。
Googleドキュメント上で、文字の編集が可能な状態にすることができます。
ScanSnapをスマホでコントロール
大量の文書をスキャンしたいときは、スマホでは面倒。やはりScanSnapが便利です。
ScanSnapの設定はChrome OS/ Chromium OSでは無理ですが、スマホ/タブレットのアプリで可能です。
さらに、ScanSnap Cloudを用いれば「ScanSnap Syncの設定」で自動的にスキャンした文書をGoogleDriveに保存させることが可能です。
「ファイル形式」で「PDF」を選択できます。
ScanSnap Cloudならスマホも不要
初期設定/設定変更の場合はスマホ/タブレット/PCのいずれかが必要となりますが、ScanSnap Cloudにより、「Scanボタン」を押すだけでスキャンが行われ、自動的に紙のサイズに応じて文書、名刺、レシート、写真ごとに異なる保存先サービスを選択できます。
以上のようにして、スマートフォンやタブレットと組み合わせることで、Chromebook上でもPDFファイル内の文書の編集が可能となります。
スマートフォンで文字の編集はツラいものがあります。
大きな画面で、複数のアプリ/ウィンドウを利用できる点では、文字の編集/大量の文字の処理については、キーボード&マウスで行う方が効率なものとなるでしょう。
このように、スマートフォンを組み合わせることでChromebookにはできないことでも補間することができるかと思います。
Windows PCにどっぷり浸かっている場合、環境が大きく変わるので、慣れるまでは大変かも知れませんが。。。