「WebChatGPT」:ChatGPTの回答にGoogle検索結果も反映できるGoogle Chrome機能拡張

AI(人工知能)の研究/実用化に向けての取り組みが盛んな中、2022年11月に公開された「ChatGPT」は公開から2か月ほどでアクティブユーザーが1億人を突破するほどの反響となっていますが、このChatGPTは、2021年までの情報に対応しており、2022年以降の最新の情報には対応していません。

これを補う手段として、「ChatGPT」の回答にGoogle検索結果を組み合わせることができるGoogle Chrome機能拡張が「WebChatGPT」です。無料で利用が可能です。

#「WebChatGPT」Chrome機能拡張は、まずは、ChatGPTのアカウントをこちらのサイトで取得しログインした上で利用できます。

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「WebChatGPT」で回答にGoogleでの検索結果も反映

ChatGPTは、大量の情報を学習しているため、高品質な回答を生成することができるのですが、その情報は最新のものであるとは限りません。「WebChatGPT」機能拡張によって、回答にGoogleで検索した結果も含まれるようになるため、より新しい情報による回答を得ることができます。

チャット入力画面の下に追加される「Search on the web」をオンにして、3つのボタンによって、Google検索のどの範囲からの情報を反映させるかを絞り込むことができます。

  1. Google検索の上位何位までを結果に含めるか
  2. 時期の絞り込み
  3. 国/地域の絞り込み
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「WebChatGPT」機能拡張の追加方法

こちら(または下記の画像)をクリックして拡張機能のページで「Chromeに追加」ボタンをクリックして追加します。

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WebChatGTPで「そもそもChatGTPとは?」と聞いてみたら

WebChatGTP機能拡張を追加した状態で、「そもそもChatGTPとは?」と聞いてみると、まずはすぐに、Web検索結果が表示されます。引用元も明記されています。

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そして、Web検索結果を参考にしてChatGPTが回答をまとめて示し、引用元へのリンクが埋め込まれています。

ChatGTPについて、ChatGTP自身に聞いてみた

WebChatGPT機能拡張を追加した状態で、ChatGTPについて聞いてみた結果は次の通りとなりました。

(1)ChatGTPで何ができるのですか?

ChatGPTは、大規模な言語モデルであり、以下のタスクに利用することができます。

  1. 自然言語生成:ChatGPTを使用することで、文書生成タスク、文書要約タスク、文書の質問応答タスクなどを実行することができます。
  2. 自然言語理解:ChatGPTを使用することで、テキスト入力からの意味の抽出、エンティティ認識、インテント分類などのタスクを実行することができます。
  3. 対話システムの構築:ChatGPTを使用することで、カスタマーサポートシステムやFAQシステムなどの対話システムを構築することができます。
  4. データ分析:ChatGPTを使用することで、大量のテキストデータを分析し、様々なインサイトを得ることができます。
  5. その他:ChatGPTは、多様なタスクに利用することができます。例えば、文書の文法チェック、文書の翻訳などです。

(2)ChatGPTは何が便利なのですか?

「WebChatGPT」で聞いてみた回答は下記の通りです。

ChatGPTは汎用性が高く、要約、コードレビュー、コード生成などの幅広いタスクに対応することができます。また、前の会話内容も覚えているため、対話するように使用することができます[2]。ユーザーはアイデアの壁打ちに使用することが多いとされています[2]。一部の機能として、要約、アイデア生成、表の作成、並び替え、抽出などがあります[1]

ただし、ChatGPTは学習したテキストが膨大であるため、常に正確な返答をするわけではないことに注意が必要です。また、学習した内容は2021年末までのものであるため、注意が必要です[3]

(3)ChatGPTを使う上での注意点は?

Google検索結果を反映した回答となっています。[1]~[3]に参照したWebページにリンクが埋め込まれています。

ChatGPTを使う上での注意点はいくつかあります。[1]によると、ChatGPTのAIはますます進化していくと予想されますが、現段階では間違いもあるようです。特にデータが少ない領域に関しては、正確性に欠ける部分があるかもしれません。そのため、質問の視点を変えてみたり、他のアプローチから総合的に答えを導き出すことが必須とされています。

[2]によると、ChatGPT APIは有料です。使用量に応じて金額が増えていく仕組みとなっています。ご自身で有料課金の設定をしない限り、請求は来ません。

[3]によると、ChatGPTはめちゃくちゃ優秀ですが、使用する上でいくつかの注意点もあると指摘されています。

実際、使ってみると明らかに正確ではない回答、古いデータによる回答がなされることがありますので、ファクトチェックは必要な状況にありますので、注意が必要です。

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