前回は、「レシートの山も「会計freee」と「スマホ」&「ScanSnap」で、ほんの数分で記帳完了」
という記事を書きましたが、そもそもfreeeでは、全ての支払いをクレジットカードで済ませるようにすれば、面倒な記帳作業は不要となります。
使いはじめのうちは、「勘定科目」については修正が必要となる場合がありますが、”覚えさせる”ことで、修正の手間が低減していきます。
今回は、会計freeとクレジットカードの組み合わせで経理業務の負担が大幅に削減可能となる様子をご紹介したいと思います。
旧来のPC用会計ソフトで面倒な記帳作業から解放
PC用会計ソフトを使っていた頃、紙の帳簿に手書きで記帳するよりも大幅に手間はかからないとは言え、1件ずつ入力していくのは、私にとって、とても苦痛な作業でした。
会計freeeの場合、支払いをクレジットカードにすることができれば、記帳を自動化でき、時間と手間は大幅に削減できます。極端な話、全ての支払いをクレジットカードにできれば、記帳の手間が無くなります。
その理由は、クラウドならではの利点として、クレジットカードの明細をネット経由で自動で取り込んでくれる点にあります。
対応するクレジットカードは118種類
この記事を書いている時点で対応するクレジットカードは118種類に及びます。
クレジットカードを会計freeeと同期する
会計freeeでは、銀行口座と同様に、クレジットカードも”口座”の一つとして登録します。
クレジットカードのオンラインサービスのIDとパスワードでログインし、一度同期設定を行えば、クレジットカード会社の請求明細を自動で取り込めるようになります。
クレジットカードの口座登録後、会計freeeのトップページで「今すぐ同期」をクリックします。
明細がViewカードのオンラインサービスから自動的に取り込まれて記帳が自動的に行われます。
日付、金額、勘定科目を確認して「登録」ボタンを押すだけで作業完了となります。
勘定科目の変更と自動化
会計freeeでは、取り込んだ明細から勘定科目を類推して自動で入力します。
上の例のように”ガソリン代”の場合、「車両費」と類推します。弊社の場合、「旅費交通費」として処理したいので、科目を変更します。
勘定科目部分をクリックすると、科目の一覧が出るので適切なものを選んで変更ができます。
「自動化」にチェックを入れて「登録」すると、次回からは、”ガソリン代”については「旅費交通費」として自動入力されるようになります。
このように”学習”させていくことで精度が増々上がり、ますます経理処理が楽になります。
クレジットカードは用途に応じて複数を使い分ける
会社の経費を、個人のクレジットカードで支払いを行ってしまうと、経費精算の処理が面倒になります。
最低でも2枚。プライベートな支払い用と、会社の経費の支払い用は、明確に分けておくと後で面倒になりません。
個人事業主や企業経営者であれば、ビジネスカード、従業員に持たせるならば、法人カードを会計freeeに登録しておくと、経理の負担が激減するのでおススメです。
さらに、Suica機能がついたViewカードを登録すれば、細かい交通費の精算がとても楽になります。
このように、用途に応じて、カードを使い分けすると、さらに経理処理の負担が低減します。