↑のタイトルを見ても、当事者でなければ全く意味不明なことでしょう。(^_^;;;
インターネットの黎明期、1997年にサービスを開始し、日本最大級のメーリングリストサービスとなったfreeml.comが2019年12月2日(月)12:00でサービス終了。時の流れですね。
・・・ということで、代替えとなるメーリングリストへの移行を迫られている方々からの相談で、移行先の新たなメーリングリスト サービスで、メンバーの一括登録を行う際に、「カンマを改行に全て置換」する方法についてご案内させていただきます。
移行先をどうする?
freemlからの移行先として真っ先に思い浮かぶのがGoogleグループになるのですが、Googleアカウント(無料)またはG suiteのアカウントをメンバー全員が所有している必要があります。たとえいずれかのアカウントを所有していたとしてもメインのメールアドレスとして利用しているとは限りません。無理があります。
他のメーリングリスト サービスもありますが、freemlのようにいつサービスを終了するかわかりません。
皆さんにはSlackをオススメしているのですが、ツールをこれ以上増やしたくない、従来の形を踏襲したい、という場合には残念ながら受け入れられません。
格安で確実に運用するならば、レンタルサーバーを用いるという選択肢もあります。
メール機能に絞って格安の料金で利用できるものとして以下のようなサービスがあります。
今回のケースは、これらのレンタルサーバーのメーリングリスト機能へ移行する場合の事例となります。
メンバーリストの一括吐き出し&一括登録
freemlの登録メンバーは、管理画面で一括して「メールで取り寄せる」ことができます。
届いたメールには、メンバーの一覧と、「カンマ区切り参加メンバー」が記載されています。メンバーの一覧は加工が面倒なので、「カンマ区切り参加メンバー」を利用することにします。
移行先のレンタルサーバーのメーリングリスト機能では、一括での登録が可能なのですが、1行に1つのメールアドレスを記載したファイルを用意しておく必要があります。
従って、カンマで区切られてfreeml.comから送られてきたリストを、1行に1つのメールアドレスにするためには、カンマを削除して、代わりに改行をする必要があるわけです。
数十人レベルであれば力仕事で手作業でも行えますが、数百名を超える規模になると辛いものがありますので、テキストエディタ」を用いて「カンマを改行に置換」することにします。
テキストエディターは無料で利用できるものがいくつもありますが、私が愛用させていただいているのは「Mery」です。
freeml.comから送られてきた「▼カンマ区切り参加メンバー」のメールアドレス群をひとまとめにコピーします。
テキストエディタを起動して、貼り付けます。
メールの文中から貼り付けると、メールアドレスが変な所で改行されてしまっている場合があるので、修正します。
「検索」メニューにある「置換」を選択。
「検索する文字列」に「, (カンマ)」を入力。「置換後の文字列」にはWindowsの場合、「\r\n」と入力します。(エディタの画面上では「\」は「¥(半角)」で表示されます。
「正規表現を使用する」にチェックを入れた状態で「全て置換」をクリック。
すると一瞬でカンマ区切りされていたメールアドレスが、1行に一つずつとなります。
レンタルサーバーによっては、一括登録のためのサンプルファイルを置いているところもあります。
下記の例では、A列には名前(空欄可能)、B列にメールアドレスを。C列は0か1で投稿の可否を指定する形式となっています。(csv形式)
このような例の場合、テキストエディタで整形したメールアドレスを「B2」のセルに貼り付けます。
以上、かなり半端でありますが、メーリングリストの移行作業におけるキモとなる、「カンマを改行に全て置換」する方法についてのご紹介でした。