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PDFファイルに電子印鑑を捺印する

見積書や領収書などの帳票をPDF形式でメール添付で送るとき、いわゆる”電子印鑑”を捺印して送りたいときの手順をご紹介します。

Adobe Acrobat Readerの以前のバージョンではJPEG,PNG形式の印鑑画像を用いることができたのですが、現行版の”DC”= Document Cloud(無償版)ではPDF形式である必要があります。*有償版であれば従来通り画像ファイルも利用できます。

このあたりが分かりにくいので、詳しく見ていきたいと思います。

PDF形式の印鑑を作成

実物の印鑑を1、紙に捺印して、2、スキャンし、3、背景を透明に加工し、4、PDF形式に変換保存をするという方法もありますが、面倒です。

日本の名字上位10000姓が収録されている「Web認印」であれば、作成が簡単です。

作成したい名字を入力して、書体と大きさ、朱肉の色を選びます。

「作成」をクリック。

#Chromeなど、ブラウザがポップアップグロックされている場合、「Ctrl」を押しながら「作成」をクリックします。

画像形式とPDF形式の二つのウィンドウが表示されます。

PDF形式のものを、わかりやすい所に保存しておきます。

帳票を作成しPDF形式で保存

MS WordでもGoogleドキュメントでもPDF形式に変換して保存することが可能です。

PDF形式で保存した帳票を、Adobe Acrobat Reader DC(無料版)で開きます。

電子印鑑(認印)の登録

PDFファイルが開いたら、右ペインの”ツールパネル”から「注釈」をクリックします。

画面上部に「注釈」ツールバーが現れます。

この中から「スタンプアイコン」をクリックし「カスタムスタンプ」>「作成」を開きます。

「参照」をクリックして、作成~保存しておいた印鑑のPDFファイルを選びます。

「サンプル」画面に印影が表示されるので、問題なければ「OK」します。

「分類」(ここでは例として「認印」とします。)、「名前」に分かりやすい名称を入力して「OK」します。

これでオリジナルの印鑑がAcrobat Reader DCに登録されました。

電子認印の捺印

捺印したい帳票(PDF)を開いて「注釈」ツールが表示された状態で、”スタンプアイコン”をクリック。

今回の例の場合、「認印」という項目が追加されています。

マウスで選択してみると、オリジナルの印鑑の印影が表示されるので、印影上でクリック。

初回は「ユーザー情報の設定」画面が出ますので、必要事項を入力しておきます。

電子認印の捺印

配置したい場所でクリックすると、電子印鑑がPDFファイル上に追加されます。

位置を調整したい場合、印影上でクリックすると青い選択エリアが表示されるので、印鑑の配置の移動、拡大/縮小ができます。

この電子認印は背景が透過になっているので、帳票の文字上に重ねるようにして配置することも可能です。

社印を押したい場合

法人の場合、一般的に法人の認印となる角印を押すことになります。

弊社の場合、実物の角印をスキャンしたものを用いています。

画像編集ソフトで”魔法の杖”ツールなどを用いて、白の領域を選択して削除することで透明化させることができます。

最終的にPDF形式で保存しておけば、Acrobat Readerで上述の手順で捺印できるようになります。

このような加工が面倒ということであれば、「クリックスタンパー」というアプリを使うことで、電子印鑑が簡単に作成できます。

ポイントは、画像形式として「PNG」で保存すること。そうすれば、背景が透過になります。

PNG形式で保存した印鑑データをPDF形式に変換するには、「PNG to PDF」というサイトが便利です。

Acrobat Readerで、上記と同じ手順で「注釈」ツールを用いることで、社印を捺印することができます。

ここでは文字上に印影を重ねていませんが、背景が透過なので、文字の上に重ねるようにして捺印することも可能です。

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