【特集】パソコンが重い!遅い!動かない!Windows10 症状別トラブル脱出法

パソコンの調子が悪い、使い物にならず仕事に支障が出てしまう。

パソコンが動かない。

今まで全く問題なく動作していたのに、いきなり不具合が発生してしまうことが多いのがWindows。

環境、使用条件などが異なるので、すべてのトラブルを解決する方法を網羅することはできませんが、トラブル解決事例として、今まで書き溜めてきた記事を、症状別にまとめてみました。

電源ボタンを押しても全く起動すらしない

ノートパソコンでこのような症状の場合、試してみたいのが次の記事に記した方法です。

この方法でうまくいかない場合には、パソコンの部品に不具合があることが考えられるのでメーカーの保証/サポートを受ける必要がありそうです。

起動はできるが動作が遅い(Windows Update関連)

Windows 10の動作が突然重くなった時、取り急ぎ試してみたい対処法」ということで動画にしてみました。

併せてご覧ください

Windows10は基本的に、毎月第二水曜日(日本時間)に、インターネットを通じて、システムの更新がまとめて行われます。しかし、急場しのぎの不完全な更新ファイルがあると、不具合が発生してしまうことが結構あります。

毎月、第二水曜日の更新ファイルの配信後、さらには第四水曜日の修正アップデートの配信後に、パソコンの動作が遅くなったり、不運にも起動できなくなってしまうトラブルが数多く発生しています。

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パソコンの状態によっては、Windowsアップデートそのものに失敗してしまう場合もあります。そんな時の対処法は次の通りです。

Windows Updateは完璧ではありません。急場しのぎの場合が多いので、嵐が通り過ぎるまでじっと耐えなければならない時も、あります。

動作が遅い/重い場合の点検と対策

パソコンを一応は使える状態にあっても、重い、遅いためにイライラしてしまう、仕事の効率が下がってしまう場合に試してみたいのが次の3点。

  1. パソコンの「あの頃の速さ」を取り戻したい!そんなときの対処法のまとめ
  2. 動作が重く、遅くなってしまったパソコンを点検し、治す
  3. パソコンが遅くてイライラする時に、「電源オプション」で”高パフォーマンス”にし、「視覚効果」を調整

起動はできるが安定しない

Windows10では、Windowsの起動時間を短縮する「高速スタートアップ」機能が搭載されてるのですが、これが原因でWindowsの動作が不安定になってしまうことがあります。この機能をいったんオフにして様子を見てみる方法です。

Windowsでは、ディスクの空き容量に応じて、システムの「復元ポイント」が作成されるようになっています。(手動で作成することもできます。)

この復元ポイントが作成されていれば「システムの復元」が簡単に短時間で行えます。

一方で、規模の大きなWindows Updateが行われた後にはシステムに置き去りにされた”残骸”も大きなものとなり、システム領域を圧迫しますし、あまりいい影響を及ぼさない場合もあり得ます。整理しておきましょう。

電源は入るが起動に失敗してしまう

この状態がいちばんややこしいものとなります。状況に応じて対応する必要がありますが、トラブルの原因には様々なものがあるため、一筋縄ではいきません。

あくまでも対応策の一例として次にいくつかの事例をご紹介させていただきます。

  1. 久しぶりに起動するPCには要注意!Windows 10の更新後、再起動はできるがログイン画面までたどり着けない不具合の対処
  2. 起動できなくなったWindows 10を「スタートアップ修復」で治せるか試してみる。
  3. 「ブートマネージャーの損傷」でパソコンが正常起動しないトラブル対応
  4. Windows Update関連のトラブル事例:ログイン後ブルースクリーンが表示されて強制的に再起動されてしまう。”IRQL”関連

使用中に突然電源が切れてしまう

電源ユニット部分などのハードウェア/部品に問題がない場合、多くの原因は、”熱”の問題とメモリー(RAM)の相性の問題であると思われます。

  1. 使用中に突然電源が落ちるトラブル対応。原因はメモリーでした。
  2. 突然パソコンの電源が落ちるvol.2:今度はハードディスクの異常と熱?
  3. 突然パソコンの電源が落ちるvol.3:今度はCPUファンの故障

Google Chromeが遅い/重い

”Google Chrome”の動作が重くなってしまうこともあります。

ただし、Google Chromeはアップデート/修正が頻繁に行われており、上にまとめた方法がすぐに古いものとなってしまう可能性があります。あくまでも参考ということでご了承ください。

最後の手段:システムをまっさらに

いい対応策が見つからず、手をつくしたけれども直すことができない場合に、最後の手段としてシステムを入れ替えてしまう、という方法です。

どうにかこうにか起動できている状態で作業を行なうことができれば、いわゆる”システムの上書き”を行うことによって、アプリもファイルも引き継ぐことも可能な場合もありますが、システムの起動ができない状況で「初期状態に戻す」必要がある場合には、アプリやファイルが消えてしまうことも覚悟しなければならない点は注意が必要です。

トラブルに備えておきたいこと

このようなパソコンのトラブルが不運にも起こってしまう前に、普段から予防をしておきたいものなのですが、トラブルが起きてしまう原因の一つが、システム内にある”ゴミ”。不要なものが残存していることが原因で、Windowsアップデート時にトラブルが発生してしまう場合もあります。

あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、システムはいつもキレイにしておきたいものです。

最悪な事態に備えるためにはパソコンを復旧できるように準備をしておけば素早い対応ができます。

  1. Windowsのトラブルに備える!バックアップと復旧方法のまとめ
  2. パソコンが起動不能になったときに備えて、「回復ドライブ」/「システム修復ディスク」を作成しおておく
  3. PCが起動できないときに備えて、Windows 10の「インストールメディア」を作成

2、3、については、トラブルが発生した時でも、他のパソコンを使って作成し、修復作業に用いることができます。

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