今やビジネスでは、メールやチャットでの報告、連絡、相談が中心となっていることでしょうが、情報やビジョンの共有を行うには、オフィスにおいて実際に対面して打ち合わせをしたり、会議をしたりすることの重要性を多くの人が感じることなのではないでしょうか。
有事の際に自宅においてリモートワークを余儀なくされる時、1対1、あるいは大勢で音声と映像を用いて意思疎通を可能するのがWeb会議。
ノートパソコンさえあれば、内蔵のマイクとカメラによってWeb会議に参加することも可能ではありますが、顔のアップが映り続けるのには抵抗があったりするので、外付けのものがあるといいと思います。
Google Hangouts MeetなどのWeb会議を行う時にあったらいいオススメの周辺機器をまとめてみました。
Webカメラ
まずはWebカメラ。ノートパソコンに大抵は内臓されていますが、画面に向かった顔が固定で、アップで写ってしまい、何かとアレですので、アングルを自由に変えられる外付けカメラがあると便利です。
私はシチュエーションによって使い分けています。
まずは基本的な性能が高く、ケーブルをつなげばすぐに使えて調整も不要、ということであれば、ロジクールの基本レベルのカメラがいいでしょう。モニターの上に引っ掛けたり、机の上に直置きもできます。好みの場所/角度に置いてパソコンの操作ができます。
下のカメラのように「720p/30fps」程度の解像度があれば、Web会議には十分。あまりに解像度が高いと自宅のこまごましたものまで映り込んでしまうのも困りものですし。
もっと上位の機種で超広角のものもおススメです。会社の会議室で数人でWeb会議を行うとき、全員が映る超広角なものが便利なのですが、自宅でも、勤務時間中、つなぎっぱなしにしておいて、必要に応じて会話を行う、という使い方をする場合には部屋の中を動き回る事ができるように超広角のものにしておくのもアリかと。
あと、オートフォーカスのカメラは、被写体が動くたびにピントを自動的に調整することになり、相手がとても気になってしまうことも。上の機種のようにマニュアルフォーカスの方がいいと思います。
一般的にWebカメラにはマイクが内蔵されているのですがあまり音質は良くありません。内蔵の超小型なマイクで、周囲の雑音も拾ってしまいますので、マイクは別にあるといいでしょう。
PC接続マイク
Web会議は映像よりも音声が重要です。マイクは周囲の雑音を拾いにくい単一指向性のものがお勧めです。
顧客サポート用の動画作成を兼ねて音響用のマイクとミキサーをWeb会議にも使っていますが、そこまでする必要はないでしょう。
USB接続の場合、一般的にパソコン内部の雑音を拾いにくく音質が良いとされています。
また、自分の発言の時以外は音声を無効にしておくことができるミュートボタンがあると便利です。
集中したいならばヘッドセット
オンライン会議で音声を明瞭に聴けるようにして、より集中したいならばヘッドフォンタイプのものもあるといいでしょう。
マイクのミュート、音量の調整ができるボリュームがケーブルに付いていると便利です。
パソコンとの接続は、最近のPCであれば、USBで接続してすぐに使えるようになっているはずです。しかしトラブルに備えてヘッドセット対応の端子にも挿せるように両方の端子に対応しているものがオススメです。
最近はオンラインゲーム用のものが高性能でリーズナブルな価格で手に入ります。
外出先でもWeb会議に参加することが多いならば、イヤフォンタイプもいいですね。
一体型マイク&スピーカー
私が自宅で使用しているのはplantronicsの一体型マイク&スピーカー。7年程前に購入したものです。
現在ではより安く性能が良いものがたくさん出ています。
Google Hangouts meetなどで、常時仕事仲間とオンラインでつなぎっぱなしにして、必要に応じて打ち合わせを行う、というスタイルであれば、会社にいるのと同じ感覚に近い感じで自宅時でも業務が行えるようになります。(慣れるまで違和感がありますが。。。)
そんなシーンで用いられるのがマイクとスピーカーが一体型となったもタイプです。
一般的には会議室のテーブル上に置いて使用します。個人の作業部屋に据え置いて使用する場合、より廉価なものでもいいでしょう。
サンワダイレクトの400-MC011はISBケーブルをパソコンに接続するだけで、ドライバーなしにすぐに使う事ができます。
3.5mmのステレオミニジャックがついており、PCスピーカーやステレオなどに接続してより大きく明瞭な音声を聴くことも可能となります。
また、マイクのミュートボタンがついているので、普段は相手に音が聞こえないようにしておいて、呼びかけられたらボタンを押してミュートを解除して会話を始めることができます。
快適な自宅オフィスを!
”クラウド”によって、いつでもどこでも仕事がより便利にできるようになってきています。
もちろん自宅でも。
自宅を快適なオフィスにする方法を、これからも探っていきたいと思います。