メールはLineを超えられるか。「AMP for Email」が正式にスタート

GoogleはAMP for Emailを以前から開発をしてきましたが、この3月25日に正式にスタートさせています。

もちろんGmailが手始めとなりますが、Outlook.comやYahoo Mailもこの技術を導入することになるようです。

これによりメールの世界が大きく変わりそうです。

下のアニメーションはAMP for Emailのデモ画面のものですが、友人あてのメールの文中に、オススメのホテルの情報をホームページのリンクとして張り付けて、一行だけコメントを書いて送付。

受け取った人はリストの中からおススメされたホテルの画像を見て、口コミの評判をチェックしています。

ここで気に入ればそのまま予約ができるということになります。

現状のGmailでは画像を一枚ずつ文中に張り付ける事はできます。

ホームページのリンクを張ることもできます。

しかし、リンクをクリックすると、別のタブか新しいウィンドウに情報が表示されることになり、そこからメールを忘れてネットサーフィンに・・・ということにもなりかねません。

「メール」というツールはすでに時代遅れのものになってしまっています。ケータイのキャリアメールの迷惑メールがヒド過ぎる状況で、業務用以外は避けられるようになってしまっている有様です。

Lineであれば数行で簡単に済んでしまうことでも、メールだとかしこまった文で、詳しく、丁寧に書く必要に駆られてしまいがちですよね。

忙しさが2~3日続くと、Gmailでさえ画像のように未読が744件にも至ってしまうありさまです。

そんなこんなで最近では業務においても連絡手段はHangOutかLineがメインになってしまっています。

モバイル端末でWebページを高速表示するための技術である「AMP」をメールに適合させることで、メールの世界が大きく変わることでしょう。

そうすると、Lineでのコミュニケーション、あるいはもっと素早くコミュニケーションが取れるツールとして進化してくれるのではないかと期待しています。

現状ではGmailをメインにGoogle DriveやGoogle Photos、Googleカレンダー、ToDoなどと連携しながら生産性が向上していますが、AIと連携して返信がより手軽になったり、経費決済の承認なども迅速に、外出の移動時にも行えることになることでしょう。

その事例が次のアニメションです。

販売契約書の内容を、上司か同僚宛てにメールで送り、チェックしてもらっているようです。

添付ファイルとしてGoogleドキュメントの中で確認してもらいたい部分だけが黄色いマーカーでハイライト表示されています。

受け取った側は確認事項が一目見てわかります。

返事は一言だけ。「はい、正しいです。」

そして「解決」ボタンをクリックすることで完了。

相手は安心して契約に進むことができます。かなりのスピードアップですよね。

すでにスマホのGmailアプリには簡単に返信ができるボタンがつくようになっていますが、これが更に発展することになるでしょう。

コンサートのチケットもGmail宛てに送られてきて、Suicaなどの電子マネーと連携することにより、その場で限定グッズの予約や購入もできてしまうかもしれません。

Amasonからおススメ商品の詳しい情報が届いて、その場で衝動買いをしてしまうのは避けられないことになってしまいそうですが。。。

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