2018年4月11日は第二水曜日。Windows Updateプログラムの配信日でした。
本来であればこの日に、「Windows 10 Spring Creators Update」が公開されるものと予測されていましたが、セキュリティ上重大なバグが発見されたようで、公開はしばらく延期となる模様です。
さて、バージョン1803となる春のアップデート。どのような新しい機能が搭載されているのか実際に試してみましたが。。。。。
弊社のテスト環境でInsiderプログラムに参加し、早期に更新プログラムを受け取っているPCでは、 4月8日の時点で「バージョン 1803」にアップデートされています。
恐らく、目に見える機能については同じものになるものと思われますが、正式公開時には多少変化があるかも知れません。ご了承ください。
1、タイムライン
デスクトップ上の変化でまず最初に気づくのが、従来の「タスクビュー」アイコンの変化。”映画のフィルムのようなアイコン”となっています。
「タスクビュー」では、従来、「仮想デスクトップ」により、デスクトップ画面を複数用意して、素早く切り替えながら作業を行ったり、稼働中のアプリを一覧表示して、簡単に切り替えることができるものでした。
これらの機能に加えて、最近実行した作業が一覧で表示されて、過去の作業に戻って継続することができます。
最近作成した書類を修正したいとき、作成中の書類の作成を継続したい時に、便利ですね。
従来通り、「Windowsキー}+「Tab」のショートカットも利用できます。
2、画像の共有がより簡単に
・・・と言っても地味な変更なのですが。
フォト・アプリの「共有」メニューで、画像をよく共有する相手を登録しておくことで、共有が今までよりも簡単にできるようになっています。
受けとった相手方には通知が表示されるので、「保存して開く」を選択します。
目に見える新機能は以上ですが、
「ヒント」アプリに「このリリースの新機能」(動画)、「新機能 ヒントの表示」というメニューがあります。
多くの機能は従来からあったものに多少の修正が加わっただけのようです。
・・・とは言っても、今まで使いこなせていなかった便利な機能がいくつもあるかもしれません。アップデートが終了したら、ぜひ目を通しておくといいでしょう。
以下、従来からあった機能ではありますが、この「ヒント」アプリの”新機能”欄に載っている機能についてご紹介したいと思います。
スマートフォンとPCとの連携
「設定」の「電話」メニューで、スマートフォンとPCの連携設定ができます。
スマホにEdgeアプリをインストールして、Webページを参照している途中で、続きをパソコンで見たいと思ったら、下の画像の赤枠部分のアイコンをタップ。
Webの参照を続行したいPCを選択します。
するとPC側のEdgeで同じページが表示されて、継続して続きをパソコンで参照することができます。
Microsoft Launcher
まだベータ版扱いですが、Windows 10パソコンとスマホを連携がさらに進むランチャーです。
まぁ、G Suite、Googleの各種サービスのPCとスマホとの連携と比べると格段の差がありますが。。。
集中モード
従来の「非通知モード」とどこがどう違うかは、よくわかりません。
よく使うサイトをピン留めに
Edgeはほとんど使わないので、よくわかりません。というか、興味がありません。(^_^;;;
以上です。
かなり心配なWindows 10
前回の2017年10月17日に公開された「Windows 10 Fall Creators Update」=バージョン1709では、Mixed Realityや3D、それらを用いたゲームの充実など、派手な内容が盛り込まれていました。
#私のような地味な仕事をしている者にとっては、まったくのアリガタ迷惑な機能追加なのでありましたが。
この春のアップデートはとても”Creators Update”と言える内容ではないと思えてしまいます。この程度の内容のアップデートで、インターネットのトラフィックを膨大に消費し、さらには”恒例の”アップデートエラーを大量に引き起こすことになるのでしょうか?
もうこれ以上、余計なアップデートはせずに、現状あるバグを丁寧に修正してもらいたいものです。その点では、Enterprise LTSB版をビジネス向けモデルとしてプリインストールPCでも選べるようにしてもらえればいいのではないかと思うのですが。
2018年4月11日、第二水曜日の月例でのWindows Updateプログラムの配信でも多くのPCで不具合が発生しています。次の記事ではこの辺りについて書きたいと思います。