ThinkPad Xシリーズは、初代のX20から代々、2014年1月発売のX240まで購入しておりました。
そのうち、トップ画の6台は今だに現役。代替え機や貸出などで出払っている事が多いのですが、久しぶりに皆揃ったので記念撮影。
ThinkPad Xシリーズは、B5サイズとコンパクトでありながら高性能、無骨ながらも頑丈、ということで、企業で用いられることが多く、法人向けのリース上がりの中古品が、格安で豊富に出回っています。
今回は、業務用途として今だに使用可能なモデルの中で、おススメとなるX220、X230についてご紹介させていただきます。
X240で購入を止めた理由
まずは、ThinkPad Xシリーズを、X240で購入を止めてしまった理由から。
理由は、上の画像の通りです。
赤枠部分がメモリーで、緑枠部分がハードディスクです。
これらを交換/換装する際には裏蓋を全部外さなくてはなりません。
これまでのXシリーズの伝統が途絶えてしまったのは、とても残念です。
X230までならメモリーの交換が簡単
X230の場合、メモリーは下記画像の青枠部分のねじを外すだけでメモリースロットが表れます。
メモリースロットは2つあって、メモリーの増設、交換が簡単です。
X230までならストレージの交換が簡単
Xシリーズには代々、筐体の右側に2.5インチのHDD/SSDのスロットがありました。
とても簡単にストレージの交換ができるようになっていたのですが、Ultrabookの登場とともに、筐体を薄くするために、伝統のこの方式が途絶えてしまいました。
スロットからストレージを引っ張り出して、別のディスクに載せ替えて、スロットに挿し込めば、別の環境で利用できるわけです。
SSDに載せ替えてWindows10を無料でクリーンインストール
古いパソコンでもメモリーを増設し、ハードディスクをSSDに交換するだけで動作がかなり速くなります。
SSDに換装するならば、Windows 10のクリーンインストールがおススメ。無料でインストールできます。
まっさらなSSDを用意し、Windows 10を下記アドレスからダウンロードしインストール用のUSB/DVDディスクを用意しておきます。
インストール時に入力するキーは、パソコンに貼られている5文字 x 5 = 25桁のキーを用いればOK。無料でインストールできます。
#ThinkPad X230のWindows 7がPro版かHome Premium版であれば、Windows 10はPro版となる点も嬉しいポイントです。
Windows 7からの無償アップグレードはすでに終了していますが、まっさらな状態でWindows 10をインストールすることは無料で行えます。
アプリについては再インストールすることになりますが、DropBoxやOneDrive, Google Driveなどのクラウドサービスを利用しているのであれば、困ることはないでしょう。
ブラウザーがGoogle Chromeであれば、自分のアカウントでログインすれば、ブックマークなども含めて、同じ環境ですぐに業務を継続できます。
詳しくは、下記の記事も併せてご覧ください。
Windows 10がコケたらWindows 7に戻る
ライセンス的には微妙かもしれませんが、Windows 10に不具合があって、起動できなくなってしまったら、元のディスクを挿し換えて、仕事を途絶えさせずに継続することができます。
このように、不測の事態に備えておくこともThinkPad Xシリーズの230までならば簡単です。
いくつものOSをディスクを挿し換えて利用
Windowsにはトラブルがつきものですが、もしも不具合が出てしまった時にはディスクを入れ替えることで業務を継続できます。
ThinkPad X230のSATAのスロットは、薄型の7mm厚となっています。
余っているディスクを活用してChromium OSやLinuxなど様々なOSのディスクを用意しておけば、様々な環境でしごとができます。
特に、Chrome OSのオープンソース版Chromium OSを用いているCloudReadyは、インストールも簡単で、X230でとても快適に利用できます。
中古でThinkPad X230を探す
ThinkPadの中古をネットで探してみると、Be Stockというショップが豊富に揃えているようです。状態/スペックによって同機種でも価格も変わっています。
本稿執筆時点ではX230は2万円を切る価格のものから揃っています。