事務所のモニターは、画面サイズが29インチの22:9のウルトラワイドモニターです。
VAIO Pro 11を”CloudReady”を用いてChromebook化してメイン機として使っているのですが、マルチディスプレイによって解像度:2560×1080がフルに表示できています。
本来ならばThinkpadを用いたいのですが、弊社で保有する機種はどれも1920 x 1080までしか表示できなかったり、絵映像/音声出力がHDMIではなくてディスプレイポートで音が出ないことがあったりして、使い勝手が良くないので、VAIO Pro 11を使用しています。
VAIO Pro 11のChromebook化(Chromium OS)
VAIO Pro 11をChromebook化するにあたっては、オープンソース版の”Chromium OS”をベースとするNeverware社の「CloudReady」を利用しています。
導入の前にVAIO Proの場合、「ASSIST」ボタンで起動し、BIOS設定を変更する必要があります。
「Security」タブで、「Secure Boot」を「Disabled」に切り替えて無効にします。
導入の手順は下記のページにまとめています。
VAIO Pro 11は2014年製のもの。CPUはIntel Core i3-4005U@1,70GHzでメモリーは4GB、ストレージはSSDなので”ストレスフリー”でキビキビ動いてくれます。
ストレージ容量は大余裕
ちなみにSSDは128GB。基本的にはデータはクラウド上に置かれるので大余裕です。
#スティック型のChromebitの場合、容量は16GBですが十分に使えています。
もちろんデータはダウンロードしてSSD内に置いておくこともできるのですが、使い勝手はスマートフォンと似ています。
ネットにつなぐことができない”オフライン”の際でも限定的ではありますが、作業は可能です。
スマホと組み合わせればWindowsはほとんど不要に
一応、デスクの右端にはWindows PCも常時動かしていますが、法律家から送られてくる一太郎のファイルを開く時や、込み入った画像編集を行う時、複雑な印刷処理を行う時ぐらいしか使うことがありません。
今や文書のスキャンはスマートフォンでできますし、大量の文書をスキャンするときでもScanSnapもクラウド対応しているので、PCは不要となっていますし。
以前と違って、数多くのプリンター/複合機に対応しており、簡単な設定で印刷もできるようになっています。
マルチモニターの設定
マルチモニターとしての利用も簡単です。
液晶モニターやテレビとケーブルで接続します。
デスクトップの時間などが表示されている通知領域をクリック。ギア型アイコンをクリックします。
「設定」画面が開いたら「デバイス」の中にある「ディスプレイ」を選びます。
「内蔵ディスプレイ」と「外付けモニター」とのサムネイルが表示されます。このサムネイルを選択して、それぞれの設定変更が可能になります。
外付けモニターをメインディスプレイにするには、サムネイルをクリックして選択して、「画面」メニューで「メインディスプレイ」に切り替えます。
こうすることで、本体のモニターで常時メールやSNSでのやり取りを行いながら、大画面モニターで作業を行うことができます。
ノートPCの画面単体で作業を行うよりも大幅に作業効率が向上しています。
Chromebook環境で業務の100%を実行するにはまだ無理はありますが、業務の大半はこの環境でこなすことができるようになっています。