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もはや同期不要のクラウドストレージ、「Google ドライブ ファイル ストリーム」。クラウドはこれ1本に絞れそう。

心待ちにしていたG Suite向けのGoogle ドライブ ファイル ストリームが、2017年9月26日(米国時間の朝=日本時間の23:30頃)正式版として利用可能となりました。

Dropbox、OneDrive、そしてGoogle Driveなどのクラウドストレージでは、専用のアプリケーションを用いてクラウドとローカルを同期することが可能となっていますが、同期中は、インターネットの帯域、メモリー、CPUを使用してしまい、少なからず他の作業の効率が低下してしまうことになります。さらにはローカルのドライブの領域も消費してしまいます。

しかし、Drive File Stream を用いれば、クラウドに置かれているファイルを、直接各自のパソコンに簡単にストリーミングすることができます。これにより、ストレージの空き容量が少なくても、すべての会社データにノートパソコンから直接アクセスできるようになります。

Drive File Streamはここがスゴい!

Windowsの場合、エクスプローラーの「PC」の配下に「ローカルディスク(C:)」と同様に「Google Drive File Stream (G:)」ドライブが”ネットワーク・ドライブ”と同じように割り当てられます。

#Macの場合は、”デバイス”の一つとして外付けハードディスクのようにマウントされます。

パソコンから必要なファイルに直接アクセスし、ファイルを検索、管理することができます。


今やグラウドストレージの容量はGB=ギガバイトどころではなくTB=テラバイト、はたまた無制限に利用可能なまでになっていますが、膨大なフォルダー/ファイルの中から検索で高速に必要なファイルを探し出し、そのままダブルクリックでパソコン内のソフトウェアで直接開くことができてしまうワケです。

さらには、Windowsであれば「Ctrl + S」、Macであれば「Command + S」で直接保存ができます。

また、外出時など、インターネットにアクセスできない時に備えて、オフライン使用するファイルを指定することも可能です。

また、Googleならではの”機械学習”により、使用する頻度が高い/重要なファイルについては、バックグラウンドでの処理により、より素早くアクセスすることができるようになっています。

もはや、パソコンに搭載されているディスク容量に関する心配は無用です。時間がかかりパソコンが重くなる”同期”処理も不要となります。

今まで、クラウド・ストレージのユーザー側としての使い勝手では、Dropboxが一歩抜きん出ていたように思えるのですが、これでGoogleDriveの利便性が一気に高まったように思えます。

ドライブ ファイル ストリームを有効にする

G Suiteの管理者は、管理画面の「アプリ」>「G Suite」>「ドライブとドキュメントの設定」画面で、「ドライブ ファイル ストリーム」の項目にチェックが入っている=有効になっていることを確認します。(標準では、自動的に有効になっているようです。)

また、必要なファイルを各自のパソコンにダウンロードしておいて、オフラインでの使用を許可する場合には「オフライン」の項目も有効にしておきます。

アプリのインストール

今のところ、Windows版、Mac版のアプリが用意されています。

https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/download/

G Suiteユーザーの場合、「ビジネス」側の「ドライブ ファイル ストリーム」の「使ってみる」ボタンをクリック。

Windows版、Mac版がそれぞれ用意されています。

#企業、学校などの組織での方針/設定によっては、管理者からの案内メールが届いて、その中のリンクをクリックすることでアプリケーションのダウンロード&インストールが可能となる場合もあります。

インストールが完了したら通知領域に「ドライブ ファイル ストリーム」のアイコンが追加されます。

アイコンをクリックするとGoogle ドライブ ファイル ストリームへの「ログイン」画面が出るのでボタンをクリック。

アカウントの選択、またはログイン画面が出るので、G Suiteのアカウントとパスワードでログインします。

許可を求められるので「許可」ボタンをクリック。

 

しばらく待つと、GoogleDriveがデスクトップにマウントされます。

なお、GoogleDriveの同期ツールの新版である「バックアップと同期」を利用していると、下記のような通知が出ます。

両方を同時に使いたい場合、「いいえ、両方使う」をクリックします。

しかし、混乱を避けるためにも、操作ミスを防ぐためにも「はい」をクリックして、「ドライブ ファイル ストリーム」だけを利用するようにしておいた方が無難かと思われます。

同期が無い事で、有り難いこと

MacBook AirやSurface、タブレットPCなど、SSDを搭載している機種の場合、昔ほどシビアでは無いにしても、書き込み回数には制限があります。なるべくディスクへのアクセスを低減したいものですが、”同期”という常時、頻繁にディスクにアクセスする作業を減らす事ができれば、SSDの寿命も延ばせそうです。

同時にSSDの場合、容量が少ない機種だとなるべく容量を食わないように気を使わなければなりません。ところが、共有しているフォルダーに、仕事仲間から一気に大量のファイルを放り込まれると、容量オーバーなんてこともあり得ます。

一方で外出時、LTEで通信したりテザリングでアクセスをしている時に同期が行われてしまうと、帯域を専有されたり、通信容量が消費されてしまいます。

しかし、Google ドライブ ファイル ストリームであれば必要なファイルを探す時、開く時、保存する時だけ、通信が行われます。

画像をふんだんに使っているPowerPointのプレゼンファイルやWord書類であったとしても、ブロードバンド回線につながっている状態であれば、LAN内に置かれているNASなどのネットワークドライブにアクセスしてファイルを開くのと感覚的には変わらない速度で利用できています。

もはや、クラウドとの”同期”は、これで終わりにしてしまおうと、思えるほどの仕上がりとなっています。

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